MTMS in 大阪 ~実演ライブ本番~

4月 27, 2012 in Blog

MTMS in 大阪 ~応募からライブ当日まで~』の続きです。

リハーサルがはじまりました。
とはいえ、実演者だけでも10名以上。楽器を使う方から機材の接続やポジション、音の確認を進めていって……何も使わないヴォーカルはリハができないまま、開場の時間となってしまいました。

実演者は最前列で受講することができたので、ステージとの距離もとっても近かったです。
まず主催者でもある増田隆宣さんが登場し、セミナーからサポートしてくれるアーティストの紹介。ドラムの山口PON昌人さん、ベースの満園庄太郎さんが入ります。ギターはThe Alice MauveのRyuくん。
みなさんの面白いトークを聴いているだけでもどんどん時間が過ぎてしまうのですが、今回ちょっと違ったのは、心の奥にずっと「実演はいつだろう、どきどき」という気持ちがあったことですね。
セミナーの約半分の時間が終わったところで、その動きが見えてきて……高まる鼓動。もうバクバクです。
しかも自分が担当する曲は歌がある曲の中では最後だったので(本当の最後には増田さんからのオファーを受けたCHIAKI003さんとkamedayoriさんのお二人によるすごいピアノアレンジ演奏がありました! 本番にはかないませんが、デモ演奏をアップしてくださってます!)、他を聴いているうちにどんどん忘れ(爆)、数日前までは楽しみだったはずが、ただひたすらの緊張に変わっていました。

順番が来て、ステージに立ちます。
目の前にはたくさんの受講生。そして、右側にはたくさんのプロミュージシャンや業界人(汗)。
マイクを持つ手は震えてしまいましたが、(スタンドに置いておきたかったw)歌いはじめました。
モニターからは自分の声がほとんど聞こえず、会場に聞こえているのかどうか分からない状態。抑揚をつけることもできず、とにかくちゃんと聞こえるようにとひたすらがなってしまいました。
同時に、プロのミュージシャンが奏でてくれる、岡本サミュエル[BLAZE]さんのドラムと満園庄太郎さんのベースのぶっとい音を心地よく身体に感じたり、同じく受講生実演者として演奏しているキーボードの腕前に感心したり。ほんの数分の間に、いろいろなことを考え、感じた気がします。
1曲はやらないと聞いていたので1コーラスだけで終わりかな?と思いキョロキョロと視線を泳がせて探ったところ、どうやらそのまま続行という増田さんの視線。直前に「まんべんなく練習してくるように」といわれたので一応歌える状態にはしていましたが、そのままラストまで歌うことになったのです。

練習のときの50%の力も出せていないように感じました。高音部分がいつもよりぜんぜん伸びないし、声も細く聞こえる。
それでも、1回も合わせたことのないメンバーとの演奏で、アイコンタクトを取りながら最後まで歌うこと(満園さんがしっかりとリードしてくれただけ)ができて嬉しかったです。
緊張と同時に、ものすごい気持ちよさも感じていました。

終わって思ったことは「もう1回歌いたい!」。
2回目なら、もう少しちゃんと歌えるんじゃないかと。
同時に、どんなときでも1発で力を出し切って歌えるようになりたい、とも。

ライブ&課題曲のセットリストが公開になったので曲名をあかしますと、私が担当したのは Move Over [Janis Joplin] です。
イントロはリズムだけ。音を外すんじゃないかとドキドキでした(笑)。
カバーしている人も多いのでYoutubeにはライブ動画か出ていますが、ラストをカッコ良く歌えている人はほとんどいません。なんて曲を選んでしまったんだ……とも思いましたが、きっと何かの縁です。今の自分の気持ちと一致する部分があったからこその選択だったのだと思います。
まだまだ納得のいく歌い方(まだコピーすらちゃんとできていない状態で、自分らしい歌い方には程遠い)はできていませんので、ライブ後も歌い続けていこうと思います。

さて。
冷めやらぬ興奮は、この後の公開リハやプロのライブを見ていくうちに、どんどん凹みに変わっていくのでした……。

……続く