【Web】機種依存文字に注意

8月 14, 2009 in Blog, PC-help


ブログが普及し、最近では誰でも手軽に情報を公開することができるようになってきました。
ウェブサイト(ホームページ)は難しくて……と言っていた人だけでなく、今では文字入力ができればOKという感じですね。

簡単になったのはとても喜ばしいことですが、それゆえに、基本的なルールを知らずに利用している方もいらっしゃいます。そのひとつが【機種依存文字】です。

機種依存文字とは、閲覧者の機械環境に依存する文字のことです。閲覧するパソコンによって意図しない表現になってしまう“文字化け”という現象が起きてしまいます。

携帯電話のメールを利用している方は、経験したこともあるのでは? Docomoやau、Softbankなど、メーカーの違う携帯電話からメールを受け取った場合、表示されない文字が含まれていたことはないでしょうか? これが機種依存文字の使用による“文字化け”という現象です。

一般的によく利用されてしまう機種依存文字はこちら。

①、②、③ ……
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ ……
㈱、㈲、℡、㎏、㎝、㌍ ……など

何がおかしいの?
ちゃんと表示されているよ?と思う方は、Windowsのパソコンで閲覧しています。

例えば①、②、③を、Macintoshのパソコンで閲覧した場合(日)、(月)、(火)と表示され、利用方法によっては全く別の意味を与えてしまうことになるのです。

これらの文字は、以下のように入力して、機種依存による文字化けを避けます。

(1)、(2)、(3) …… ( )(かっこ)等で表現
I、II、III、IV、V …… アルファベッドのI(アイ)とV(ブイ)で表現
(株)、(有)、TEL、kg、cm、カロリー ……など それぞれひとつずつ文字を入力して表現

環境依存文字使っている日本語入力・変換ソフトによっては、変換するときにリストに『環境依存文字』と表示されます(左の画像参照)ので、その場合は見分けるのは簡単です。
また、半角カタカナ(アイウエオ……など)も文字化けを起こすことがありますので、使用しないようにしましょう。

ブログも、ウェブサイトの一種です。
簡単に情報発信ができるようになりましたが、基本的なルールを知らないと大問題に発展してしまうことも考えられます。
機種依存文字というルールはブログやウェブサイトだけでなく、メールの利用でも注意しなければいけないものなので、きちんと覚えておきましょう。