好きなことを仕事にする、ということ。

12月 15, 2014 in Blog

またまた久々のブログ投稿です。
一週間、みっちり講師業をしておりました。求職者向けの講座の一部で、新しい学びを就職活動に生かそうとする人々に教える仕事でした。

一週間を終えて、ふと書きたいと思ったのは「働くということ」。
それは生徒たちとの雑談から聞こえてきた言葉でした。

自分の好きなことを仕事にするのは苦しい

私は、好きなことを仕事にしたいと思うタイプです。
でもこの言葉を聞いて、“好き”の感じ方の大切さに気付きました。

その作業が好きで好きでたまらないという自己満足のものは、仕事にすると苦しいと思います。自分が好きでやっていることを、第三者に「嫌だ」といわれてしまう事態が発生するからです。
仕事は、一人ではできません。お客さまがいて成り立ちます。
だから、これは避けて通れないのです。

きっと、いくつかある好きなことの中には、仕事に向くものと向かないものがあります。
私はパン作りが好きですが、パンを作る過程も楽しいけれど、それ以上においしくできあがったものを食べたときのしあわせ、それを食べておいしいといってくれる第三者の笑顔がうれしいです。イマイチと感じた場合は、どこがいけなかったのか、どうしたらよりおいしくなるのかを知りたいと思う。だから、仕事にできるかもしれません。
料理も好きですが、家にあるもので工夫して作ることや、残り物をアレンジして別の料理につくり上げることを楽しいと思います。完成した料理を家族が喜ばないと、ムッとします。改善も考えますが、自分が納得していればそれでOKと思ってしまう。だから、仕事には向かないと思います。

作業そのものではなく、それをすることによって得られる第三者のしあわせが好き。
そう思えるものこそが、仕事にするとよい“好きなもの”だと思います。
きっと無意識に感じていたことだけれど、改めて気付いたので、今日は文章にしておきます。