【mail】特定のメールアドレスに返信できない

1月 20, 2010 in Blog


パソコンを新しく買い替え、専門業者にインターネット接続等の設定をしていただいたという方から、メールが送信でいないというご相談がありました。しかし、受信はしているといいます。

来館していただき、メールソフトをチェック。
OSはWindows7、メールソフトはWindows Live mailでした。
Windows7にはメーラーは標準装備されていないので、専門業者さんがインストールと設定をしてくれたのでしょう。

詳しく事情をお聞きすると、特定のメールアドレスに対して送信できていない様子。
そのメールをチェックさせていただくと……。

あぁ~、ごめんなさい、打つ手がありません。

そのメールアドレスは、以下のようなものでした。

xxxxxx.o_o.@docomo.ne.jp

携帯のメールアドレスだから、ではありません。

@の前に「.(ドット)」がある。これが致命的なのです。

インターネットでやり取りするメールアドレスの命名規則について、『RFC』というルールが存在します。
そして、上記のようなメールアドレスや@の前に連続したドットが存在するメールアドレスは、このルールに則っていないため『メールアドレスではない』と判断されてしまうのです。
古いタイプのメーラーでは送信できていたそうなのですが、Live mailは厳しく、アドレス帳にも登録させてくれません。

詳細は、2009年4月の記事が参考になると思います。

NTTドコモ、メールアドレスのルールを変更 ~ ピリオド連続などが使用不可に

回避策として「@の前を『””』でくくる」というものがあるらしいのですが、Live mailでは受け付けてくれませんでした。
使えるメーラーを探してインストールするという方法もあるかもしれませんが、ネット接続もメール設定もすべて業者さんにお任せしたというこの方にはとても難しいと判断になってしまいます。

相談者は自分の携帯電話をお持ちではなかったので、自分の携帯メールに送信してから転送する、という方法も利用できず。
仕方なく、「お友達にメールアドレスを変更してもらうよう促すしかないです」とお伝えしました。

これは携帯電話メーカーのミスですね。
しかし、今となっては、メールアドレスを変更するしかありません。
この記事を読んだ方はご自分のメールアドレスをチェックし、もし該当するようでしたら、アドレスの変更をおすすめいたします。

※個人でのパソコン相談はしておりません。
 ここでは、須坂市情報センターにおいてのパソコン相談について書いています。

 

【mail】文字化けしたメールを読みたい

10月 20, 2009 in Blog, PC-help


先日、知人から不明なメールが届きました。
記号だらけで解読できません。
送り主が知らない人なら「迷惑メールだな」と判断してゴミ箱にポイッなのですが、本人に確認してみると、送ったというのですから間違いありません。

このような記号だらけの状態を『文字化け』といいます。

送り主がわかっている場合、読みたいですよね。
その場合は、解読ツールなどを使ってみると良いでしょう。

例えばこれ。
オンラインの解読ツールです。

文字化け暗号・解読つーる

無料の解読ソフトなんてものもあります。

文字化け解読ツール

ちなみに、他にもいろいろやったのですが、私のメールは解読できませんでした(涙)。

なお、メールの文章は個人情報が含まれていることが多々あります。
上記のようなツールのセキュリティまでは確認しておりませんので、自己責任においてご利用ください。

 

【Web】機種依存文字に注意

8月 14, 2009 in Blog, PC-help


ブログが普及し、最近では誰でも手軽に情報を公開することができるようになってきました。
ウェブサイト(ホームページ)は難しくて……と言っていた人だけでなく、今では文字入力ができればOKという感じですね。

簡単になったのはとても喜ばしいことですが、それゆえに、基本的なルールを知らずに利用している方もいらっしゃいます。そのひとつが【機種依存文字】です。

機種依存文字とは、閲覧者の機械環境に依存する文字のことです。閲覧するパソコンによって意図しない表現になってしまう“文字化け”という現象が起きてしまいます。

携帯電話のメールを利用している方は、経験したこともあるのでは? Docomoやau、Softbankなど、メーカーの違う携帯電話からメールを受け取った場合、表示されない文字が含まれていたことはないでしょうか? これが機種依存文字の使用による“文字化け”という現象です。

一般的によく利用されてしまう機種依存文字はこちら。

①、②、③ ……
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ ……
㈱、㈲、℡、㎏、㎝、㌍ ……など

何がおかしいの?
ちゃんと表示されているよ?と思う方は、Windowsのパソコンで閲覧しています。

例えば①、②、③を、Macintoshのパソコンで閲覧した場合(日)、(月)、(火)と表示され、利用方法によっては全く別の意味を与えてしまうことになるのです。

これらの文字は、以下のように入力して、機種依存による文字化けを避けます。

(1)、(2)、(3) …… ( )(かっこ)等で表現
I、II、III、IV、V …… アルファベッドのI(アイ)とV(ブイ)で表現
(株)、(有)、TEL、kg、cm、カロリー ……など それぞれひとつずつ文字を入力して表現

環境依存文字使っている日本語入力・変換ソフトによっては、変換するときにリストに『環境依存文字』と表示されます(左の画像参照)ので、その場合は見分けるのは簡単です。
また、半角カタカナ(アイウエオ……など)も文字化けを起こすことがありますので、使用しないようにしましょう。

ブログも、ウェブサイトの一種です。
簡単に情報発信ができるようになりましたが、基本的なルールを知らないと大問題に発展してしまうことも考えられます。
機種依存文字というルールはブログやウェブサイトだけでなく、メールの利用でも注意しなければいけないものなので、きちんと覚えておきましょう。